スパイウェアとは?スパイウェアの仕組みとMacの保護対策
スパイウェアはデバイスに潜み、密かに個人データを収集します。
ユーザーの行動を追跡したり機密データを収集し、アカウントを危険に晒します。
スパイウェアは、偽装ダウンロードやアプリ、フィッシングを介して拡散します。
安全なブラウジング習慣と信頼できるウイルス対策ツールを利用することで、リスクを軽減できます。
スパイウェアとは?
スパイウェアとは、ユーザーやデバイスの明示的な同意や許可なく、こっそり個人データを収集するソフトウェアのことです。広告やプロファイリング目的でブラウジング履歴やアプリの利用状況を追跡するスパイウェアもあります。深刻なケースでは、パスワード、メッセージ、スクリーンショット、その他の機密データを盗み出し、第三者に流出することもあります。
スパイウェアは、デバイスに障害を引き起こすことなく、ユーザーに気づかれないよう密かに活動するように設計されています。スパイウェアは偽装ダウンロードやアプリの中に潜んでおり、一度Macにインストールされるとバックグラウンドで静かに動作します。スパイウェアは必ずしも明らかな警告サインや動作の遅延があるわけではないため、感染に気づかず長期間にわたって個人データが流出し続けてしまうリスクがあります。
キーロガー型スパイウェア
パスワード、メッセージ、検索語句など、入力した内容を記録します。画面上に異常が見られないので、個人や社内アカウント、決済情報までも漏洩する恐れがあります。
パスワード窃取型スパイウェア
ブラウザ、アプリ、またはシステムメモリに保存されているログイン情報を収集します。これらの情報を悪用して、アカウントへの不正アクセス、詐欺行為、他の場所からのログインを試みます。
ブラウザ追跡型スパイウェア
ブラウジング行動、検索履歴、クリック、訪問したサイトを追跡します。これらの情報は、高度なプロファイリング、詐欺、アカウントの乗っ取り、その他のプライバシー侵害を目的として悪用される恐れがあります。
デバイス監視型スパイウェア
メッセージ、通話、位置情報、その他のデバイス活動を追跡します。「監視ソフトウェア」として販売されているツールもありますが、これらのソフトがユーザーの明示的な同意や許可なく使用された場合、プライバシーを侵害するスパイウェアになり得ます。
スパイウェアの仕組みとは?
スパイウェアは気づかないうちにインストールされ、バックグラウンドで密に個人情報を収集して外部へ流出します。スパイウェアの具体的な手法は様々ですが、大まかな仕組みは似ています。
01
デバイスに侵入
ダウンロードプログラム、偽のアプリ、phishingリンク、メールの添付ファイル、危険なウェブサイト、公式に見せかけた偽のソフトウェア更新などを介してスパイウェアが侵入します。
02
密かにインストール
アプリの中に潜んでいたり、インストール後にバックグラウンドで実行されることがあります。場合によっては、初期設定時に気づかず許可してしまうこともあります。
03
データ収集を開始
スパイウェアが有効化されると、キー入力、ブラウジング履歴、保存されたログイン情報、スクリーンショット、端末の詳細、およびに端末内のその他の機密情報の収集を開始します。
04
データの流出
収集された情報は、広告主、データブローカー、サイバー犯罪者などの外部関係者に送信されます。一度流出すると、プロファイリング、スパイ活動、詐欺、アカウントの不正利用に悪用される恐れがあります。
05
潜伏状態の継続
スパイウェアは静かに動作し、「無害」を装う名前を使用したり、通常のバックグラウンド処理に紛れ込むことで、検出を回避し活動を継続します。
スパイウェアの過去の事例とは?
これまでのスパイウェアの事例から、スパイウェアの被害はデータ窃取から深刻な監視まで多岐にわたることがわかります。ログイン情報の窃取や金銭的利益を目的としたものもあれば、特定のターゲットの活動を綿密に監視するものもあります。
Pegasus — 2016年以降
スパイウェア「Pegasus(ペガサス)」は、度重なる調査の末、高度に標的を絞った監視活動が明らかとなった最も悪名高いスパイウェアの一つです。モバイル端末内のPegasusの動きを研究者らが分析した結果、スパイウェアの監視活動、データ収集、検出回避策の実態が判明しました。
CloudMensis — 2020年代
「CloudMensis」は、研究者によって発見されたmacOSを標的とする監視型スパイウェアの一例です。感染したMacからファイル、スクリーンショット、キーストローク、その他のデータを収集すると報告されており、スパイウェアがいかに深刻な被害を引き起こすかが浮き彫りになりました。
インフォスティーラー — 2020年代
最近のスパイウェアは、監視よりも情報窃取にフォーカスしているものが多いです。これらは、「インフォスティーラー」と呼ばれる情報窃取型スパイウェアで、ブラウザデータ、保存されたログイン情報、クリップボードの内容、その他の有用な情報を密かに収集します。アカウントの不正利用や不審なログインが発生するまで、検出されないまま潜伏し続けるケースがほとんどです。
スパイウェアのリスクと被害とは?
スパイウェアは、機密情報をバックグラウンドで密かに収集するため危険性が高いです。被害が表面化するまで、端末内に隠れたまま潜伏し続けてしまいます。
プライバシーの侵害
スパイウェアは、ブラウジング履歴、メッセージ、検索履歴、スクリーンショット、その他の個人情報を収集する恐れがあり、個人のプライバシーを制御できなくなります。
アカウントの乗っ取り
スパイウェアにパスワードやログイン情報を盗まれると、メールアカウント、銀行アプリ、ECサイト、SNS、法人アカウントなどに不正アクセスされる恐れがあります。
金銭的被害
決済情報の盗難、アカウントの乗っ取り、または個人情報が流出すると、詐欺や不正決済の被害が及びます。また、アカウントが侵害された場合、復旧手続きは非常に面倒で、時間もかかります。
継続的な侵害
スパイウェアは密に活動を継続し、データを収集し続けたり、二次被害の足がかりとして悪用されます。感染に気づかない期間が長ければ長いほど、被害はどんどん拡大します。
スパイウェアの標的
になりやすいユーザーは?
アプリのインストールやリンクを開く頻度、端末に保存されている機密データの量によって、感染リスクは大きく異なります。
ダウンロード頻度の高いユーザー
信頼性が不明なソースからアプリ、ユーティリティ、メディアツール、またはメールの添付ファイルを頻繁にダウンロードする傾向がある場合、スパイウェアや偽装インストーラーに侵害されるリスクが高くなります。
スマホメインのユーザー
メッセージ送信、銀行取引、社内ログイン、コミュニケーションなど、大半の操作に単一のスマートフォンを利用していると、スパイウェアが侵入した場合、大量のアクティビティや保存データが侵害される恐れがあります。
端末を家族共有しているユーザー
Mac、iPad、または自宅のデバイスを複数の家族メンバーで共有されている場合、インストールした覚えのないアプリ、ブラウザの設定変更、アカウントの不審なアクティビティなどといった、異常な症状に気づくのが遅くなる可能性があります。
小規模事業
小規模なチームは、リソースの制限から監視ツールやセキュリティツールの徹底が不十分で、データが盗まれたりアカウントが侵害されたりするまでスパイウェアの感染に気づかないといったケースも多いです。
スパイウェアから
身を守るには?
スパイウェアからデバイスを守るには、まずは侵入のリスクを減らす習慣を身につけることが大切です。スパイウェアはバックグラウンドで動作するように設計されており、明らかな警告サインがないため、予防と早期発見が不可欠となります。
ダウンロードは慎重に
アプリは信頼できるソースからのみインストールする他、無料ツール、バンドル化されたソフトウェアまたは非公式のダウンロードサイトにはスパイウェアや不要なソフトウェアが隠されている可能性があるため、細心の注意を払ってください。
偽の警告は無視する
「デバイスが感染している」、「今すぐ更新が必要」などと主張するポップアップは信用しないでください。通知の信憑性を確認する際には、必ず公式アプリまたはサイトから直接確認するようにしましょう。
リンクはすぐに開かない
スパイウェアは、偽のログインページ、フィッシングメールまたはメッセージから侵入することも多いです。緊急性を促すメッセージ、不審な添付ファイルやリンクはすぐに開かず、信頼性を慎重に確認してください。
権限を確認する
アプリが要求するアクセス権を確認しましょう。特にアプリの機能と関係のない不必要な権限を要求している場合は注意が必要です。
信頼できるウイルス対策ソフトを使う
信頼できるウイルス対策ツールなら、スパイウェアや不審なファイルを素早く検出・駆除できますので、データの侵害を防げます。
ウイルス対策ソフトがスパイウェア
からMacを守る仕組み
スパイウェアは、危険なダウンロード、フィッシング、隠れたインストール、または不正なバックグラウンド動作を介して侵入する傾向があります。ウイルス対策ソフトは、悪意のあるファイルを瞬時に検出し、Macを利用中に脅威を継続的に監視して、肉眼では見落としがちなMac内の不要なコンポーネントを削除することで、リスクを大幅に軽減します。
脅威の検出
ウイルス対策ツールは、スパイウェア、情報窃取型マルウェア、その他の不審なファイルを素早く検出し、脅威がMacに侵入したり機密データが収集されるのを防ぎます。
安全なダウンロード
ウイルス対策ツールは、インストーラー、添付ファイル、ダウンロードファイルが開かれる前に分析を行い、一見無害に見えてもスパイウェアが隠れていたり、不要なコンポーネントが含まれているソフトウェアを警告します。
脅威の除去
デバイスにスパイウェアが潜んでいる場合、ウイルス対策ソフトを使えば、自身では発見や削除しづらい関連ファイルや隠れたコンポーネントをすべて検出してくれます。
継続的な保護
リアルタイム保護機能が、継続的にMacの不審な動作を監視します。スパイウェアの隠れた活動や、再ダウンロードして再侵入を試みるのを阻止できます。
よくある質問
スパイウェアの最大の懸念点は、閲覧履歴、保存されたログイン情報、メッセージの内容、その他の個人情報といった機密情報を、ユーザーが気付かないうちに収集してしまうという性質です。感染しても必ずしも明らかな動作遅延や警告サインがあるわけではないため、長期間にわたり活動し続ける危険性があり、アカウントの乗っ取り、プライバシー侵害、個人情報への不正アクセスといった被害が深刻化する恐れがあります。
スパイウェアは、危険なダウンロード、バンドル化されたアプリ、フィッシングメール、偽のアップデート通知、悪意のある添付ファイル、または偽装されたサイトを介して侵入する傾向があります。ファイルを開いたり、ソフトウェアをインストールするタイミング、または正当に見せかけた要求をユーザーに承認させて侵入します。感染の症状が見られないことも多く、知らず知らずのうちにデバイスがスパイウェアに侵害されてしまう恐れがあります。
スパイウェアを防止する最善の方法は、スパイウェアがインストールされるリスクを減らすことです。ソフトウェアのダウンロードには十分注意を払い、偽の警告や不審なリンクはクリックせず、アプリが要求する権限を確認したり、信頼できるウイルス対策ソフトを使って、危険なファイルや不審な動作を素早く検知する体制を整えましょう。スパイウェアは明らかな兆候や障害がなく、こっそり侵入する傾向があるため、こうした安全なブラウジング習慣を身に付けることがとても大切です。
一部のスパイウェアはデバイスに保存された機密データにアクセスすることができ、より深刻なケースでは、カメラ、マイク、メッセージ、位置情報などの権限を悪用することがあります。すべてのスパイウェア感染でこのような監視の被害に遭うというわけではありませんが、ハイレベルなスパイウェアが権限を取得した場合、深刻な侵害に及ぶ恐れがあります。そのため、ソフトウェアやアプリに異常な動作が発生したり、不審なアクセスを要求された際には、十分気を付けてください。
スパイウェアを駆除する方法は、スパイウェアの侵入経路や活動期間によって異なります。検出されれば比較的簡単に駆除できる種類もあれば、より巧妙に隠れていたり、関連コンポーネントが残存するものもあります。そのため、デバイスを自分で完全にクリーンアップするのは困難な場合があります。ウイルス対策ソフトを使って、隠れたすべての要素を検出し完璧に駆除しましょう。
スパイウェアは、ユーザーに気づかれないよう静かに動作するため発見されづらい場合がありますが、不審なダウンロードプログラム、デバイスの異常な動作、プライバシーに関する警告サインに注意を払うことでリスクを大幅に軽減できます。つまり、適切なセキュリティ習慣とウイルス対策ソフトを導入してデバイスをしっかり管理すれば、個人データは万全に保護できるのです。
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