ブラウザハイジャックとは?Macを守る方法
ブラウザハイジャックは、ブラウザの設定を許可なく変更するサイバー攻撃です
別のサイトにリダイレクトされたり、ホームページの設定変更、迷惑広告やタブを表示する恐れがあります
悪意のあるブラウザ拡張機能や、バンドルインストールが原因であることが多いです
ウイルス対策ソフトの導入や、より安全なブラウジング習慣を身につけることで、リスクを軽減できます
ブラウザハイジャックとは?
ブラウザハイジャックとは、悪意のあるソフトウェア、マルウェア、または危険なブラウザ拡張機能が、ブラウザの設定を許可なく変更してしまう脅威です。ホームページ、デフォルトの検索エンジン、新規タブ設定、またはブックマークが変更されたり、検索結果やリンクをクリックすると悪質なサイトへリダイレクトされる恐れがあります。
ブラウザハイジャックは、MacのSafari、Chrome、Firefox、Edgeなどのブラウザに被害を及ぼす可能性があります。広告を表示したりサイトをリダイレクトするだけのハイジャッカーもあれば、閲覧履歴の追跡や詐欺サイトの表示、更には深刻なマルウェアとセット(バンドル)でインストールされるハイジャッカーもあります。ブラウザハイジャックは、ブラウザの設定を勝手に変えるアドウェアや危険なソフトウェアが主な起因となっています。
検索ハイジャック
検索時に、未知の検索エンジンや意図しないリダイレクトページへ誘導されます。検索結果には、大量の広告、スポンサーリンク、または詐欺サイトが表示される恐れがあります。
ホームページの変更
ブラウザのホームページや起動ページが勝手に変更され、リセットしようとしても元に戻らない場合があります。
拡張機能のハイジャック
ブラウザ拡張機能が、検索、タブ、またはブラウジングの動作を許可なく変更します。一見便利に見える拡張機能でも、ページをリダイレクトしたり、不要な広告を表示し始める場合があります。
バンドルソフト
無料アプリやインストーラーが、初期設定中にこっそりと追加のブラウザツールをインストールすることがあります。これらのバンドルソフトは、ブラウザの設定を勝手に変更したり、広告を大量に表示するだけでなく、削除が難しくなるケースもあります。
ブラウザハイジャックの仕組みとは?
ブラウザハイジャックは、ダウンロードや拡張機能、またはインストールの設定画面でブラウザ設定が許可なく変更されることで発生します。バンドルソフトや偽のアップデート、あるいは誤解を招くような権限要求に潜んでいることが多いです。
01
知らずにインストール
無料アプリ、偽のアップデート、ブラウザ拡張機能、またはバンドルインストーラーがMacに追加されます。インストールの時点では、ブラウザの設定変更に気づけない可能性があります。
02
ブラウザ設定が変更される
ハイジャッカーは、ホームページや新規タブ設定、デフォルトの検索エンジン、ブラウザの権限などを許可なく変更します。一部の設定は、修正してもすぐに元に戻ってしまう場合があります。
03
検索結果がリダイレクトされる
サイトを検索したり入力すると、正規の結果が表示される前に未知のページを経由して全く関係のないサイトにリダイレクトされることがあります。広告、スポンサーリンク、または詐欺サイトに誘導される恐れがあります。
04
トラッキングが悪化する恐れ
一部のハイジャッカーは、閲覧データ、検索キーワード、サイト上のアクティビティなどを収集します。すべてのハイジャッカーが機密情報を盗むわけではありませんが、トラッキングの悪化により、プライバシーやブラウジングの安全が侵害される恐れがあります。
05
削除が難しくなる
ハイジャッカーは、拡張機能、構成プロファイル、ログイン項目(スタートアップ)、またはインストールされたアプリの中に隠れている場合があります。そのため、ホームページ設定をリセットするだけでは問題を解決できない可能性があります。
ブラウザハイジャックの過去の事例とは?
ブラウザハイジャックは、始めのうちは一時的なブラウザの不具合と勘違いされることも少なくありません。検索のリダイレクト、偽のアップデート、悪質な拡張機能は、マルウェア警告を表示させることなく、Macのブラウザ設定を変更できる場合があります。
検索リダイレクトハイジャッカー — 2024年
2024年、Yahoo!やBing、その他の検索エンジンで検索しようとしても、未知のページが経由されて検索結果がリダイレクトされるというMacユーザーが相次ぐという事態が発生しました。これは、検索エンジン自体に不具合があったわけではなく、悪質な拡張機能、プロファイル、アプリ経由でハイジャッカーが設定した検索設定が繰り返し復元されたことが原因です。
Search Marquisによるリダイレクト — 現在も継続中
「Search Marquis(サーチマーキス)」は、何年にも渡ってMacユーザーを標的に活動を続けているブラウザハイジャッカーで、駆除ガイドやユーザーによって現在も被害が報告されています。Search Marquisは、バンドルダウンロード、偽のインストーラー、または悪質なブラウザ設定の変更を介して拡散する傾向があり、一度アクティブになるとSafariやChromeでの検索結果を表示する前に、未知のページを経由して別の結果へリダイレクトしたり、ホームページや新しいタブの動作を変更します。リセットを試みても設定が復元されることがあるため、駆除に苦戦することも多いです。
悪質なChrome拡張機能 — 2025年
2025年、正規を装った偽サイトや悪質なChrome拡張機能が研究者らによって100以上発見され、Googleはこれらの拡張機能を削除しました。中には、ブラウザハイジャック以外の脅威が含まれていたものもあり、拡張機能に対する警戒の必要性が浮き彫りとなりました。無害に見えるツールであっても、ブラウザの権限をこっそり取得したり、データ収集、ブラウジング行動を妨害する恐れがあります。
ブラウザハイジャックのリスクと被害とは?
大抵のブラウザハイジャックは、ランサムウェアやスパイウェアほど深刻ではありませんが、それでもプライバシーやセキュリティ、毎日のブラウジングに被害を及ぼす恐れがあります。
意図しないリダイレクト
ハイジャッカーは、ユーザーが検索していないページの検索結果、リンク、または新しいタブを表示することができるため、広告、詐欺、危険なサイトへの露出が悪化します。
プライバシーの懸念
一部のハイジャッカーは、閲覧履歴、検索キーワード、クリックしたリンクのデータ等を収集します。気付かないうちにバックグラウンドで収集するため、たとえトラッキングの範囲が限定的であったとしても、プライバシーの侵害が懸念されます。
詐欺への誘導
リダイレクトやポップアップ通知が、偽のシステム警告、不審なダウンロード、賞金詐欺、あるいはソフトウェアのインストールを強要する詐欺ページへ誘導する恐れがあります。
修復が複雑
ハイジャッカーが拡張機能、インストール済みのアプリ、構成プロファイル、またはログイン項目(スタートアップ)を経由している場合、ブラウザの設定を変更するだけでは解決できない場合があります。
ブラウザハイジャックの標的
になりやすいユーザーは?
拡張機能、ダウンロード、ブラウザツールの提供元を十分に確認せずに追加してしまうと、ブラウザハイジャックのリスクが高まります。
拡張機能ユーザー
ブラウザ拡張機能を頻繁にインストールするユーザーは、権限を過剰に要求するアドオン、詐欺的なレビュー評価、広告やリダイレクトを表示するような拡張機能に遭遇する確率が増えます。
無料アプリユーザー
見慣れないサイトから無料の補助ツール、変換ツール、メディアツール、またはインストーラーをダウンロードする方は、ブラウザの設定変更や迷惑なアドオンがバンドルされているソフトに遭遇する可能性が高くなります。
共有Macユーザー
Mac端末を複数で共有している場合、うち一人が不審な拡張機能やアプリをインストールしたことが原因で、全員のブラウザ設定、検索エンジン、ホームページの設定が変更されてしまうリスクがあります。
ブラウザのヘビーユーザー
多くのブラウザツール、拡張機能、ブラウザタブを利用する方は、検索結果、ホームページ設定、または新しいタブの動作がいつの間にか変更されていても、すぐに気づけない場合があります。
ブラウザハイジャックから
身を守るには?
最善の対策は、ブラウザに何かインストールする際には常に細心の注意を払うことと、予期せぬ変更を早期に検知できるようにすることです。拡張機能、ダウンロードソフト、ブラウザの設定を定期的に見直すことで、ブラウザハイジャックをより早く発見して問題が深刻化する前に対処できます。
拡張機能に慎重になる
信頼できる拡張機能のみをインストールしましょう。使用しなくなったアドオン、特に広範な権限を持つものや開発元が不明なもの、レビューがほとんどないものは削除してください。
信頼できるソースからダウンロードする
アプリなどは信頼できるサイトのみからをダウンロードしましょう。偽のアップデート、クラック版アプリ、不要なブラウザツールを追加しようとするインストーラーは避けてください。
ブラウザの設定を確認する
ブラウザの動作が変った場合は、ホームページ、新しいタブページ、デフォルトの検索エンジン、およびサイトの権限設定を確認してください。
不審なプロファイルを削除する
macOSの不要な構成プロファイルがブラウザやネットワークの設定を操作している場合があります。見覚えのないプロファイルや、不要になったプロファイルは削除してください。
ウイルススキャンを実行する
信頼できるMac用ウイルス対策ソフトを使えば、ブラウザの動作に被害を及ぼしているブラウザハイジャッカー、不要なアプリ、危険なダウンロードプログラム、関連するマルウェアを検出できます。
IntegoがブラウザハイジャッカーからMacを守る仕組み
ブラウザハイジャックは、偽のインストーラー、異常な拡張機能、バンドルソフト、またはマルウェアを経由して侵入する傾向があります。Integoは不審なファイルの早期検出、アプリの異常なアクセスの警告、ブラウザ設定の変更を試みるソフトの特定などを行い、リスクを大幅に軽減します。
リアルタイムスキャン
リアルタイム保護は、不審なダウンロード、バンドルソフト、または偽のインストーラーが、ブラウザやシステム設定を変更する前に、脅威を捕捉します。
よくある質問
一般的な警告サインとしては、ホームページ設定の変更、見慣れない検索エンジンの出現、頻繁なページのリダイレクト、新しいツールバーの出現、大量の広告表示、あるいはブラウザ設定を元に戻そうとしても戻らない、といった現象が挙げられます。その他、インストールした覚えのない拡張機能の表示、ブラウジング速度の低下、検索していないページが勝手に開く、といったこともあります。
はい。ブラウザハイジャックは、Chrome、Firefox、Edge、その他のブラウザと同じく、Safariにも感染する恐れがあります。Macの場合、危険な拡張機能、不審なアプリ、バンドルインストーラー、または構成プロファイルが侵入経路になりやすいです。一部のハイジャッカーは、手動で検索設定やホームページ設定を元に戻そうとしても、すぐに設定を復元してしまうので厄介です。
厳密には同じではありませんが、活動内容は似ています。ブラウザハイジャッカーはブラウザの動作を変更するのに対して、アドウェアは迷惑広告を表示することに重点を置いています。多くのブラウザハイジャッカーは、検索結果をリダイレクトする他、収益や閲覧データの収集を目的としてスポンサーリンクを挿入したり、ポップアップを表示したりするなど、アドウェアと同じ動作もします。
まず、不審なブラウザ拡張機能の削除、ブラウザホームページや検索設定の確認、見覚えのないアプリの削除、Macの構成プロファイルの確認を行いましょう。また、ブラウザの権限をリセットするのも効果的です。その後は、アンチウイルススキャンを実行して、ブラウザの動作に影響を与えている恐れのある隠れたソフトウェアやマルウェアを根こそぎ検知・削除しましょう。
Intego ONEは、ブラウザハイジャッカーの削除は勿論のこと、不審なアプリおよびMacを侵害する恐れのあるマルウェアの検出・削除が可能です。なお、一部のブラウザ設定の変更については、Safari、Chrome、またはその他のブラウザで手動でリセットする必要がある場合もあります。Integoの機能は、危険なダウンロードや悪質なブラウザ変更に関連するソフトウェアの特定にも役立ちます。
Intego
信頼。実績。確実。
25年以上に渡って革新を続けるIntegoは、データ、プライバシー、デバイスといった最も重要な資産を守るために構築された高度なサイバーセキュリティソリューションを提供してきました。
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