VirusBarrier X6 のマルウェア対策には、いくつかの実行方法があります。リアルタイム・スキャナは、常に Mac を監視し、ウイルスやマルウェアから保護します。リアルタイム・スキャナは、作成、コピー、変更、保存されたすべてのファイルをスキャンして、Mac を常時保護します。しかし、これでは他のファイルがスキャンされません。 VirusBarrier X6 をインストールした後や、ウイルス定義ファイルをアップデートした後にすべてのファイルの完全スキャンを実行するようお勧めするのはそのためです。
また、VirusBarrier X6 のオンデマンド・スキャナを使用して、 Mac 上の任意のファイル、フォルダ、ディスク、ボリュームの確認を行うこともできます。
VirusBarrier X6 ではいつでも手動スキャンを実行できます。VirusBarrier X6 のインストール後すぐに手動スキャンを実行して、感染ファイルがないかどうかをご確認ください。VirusBarrier X6 セットアップ・アシスタントでは最初に設定を完了した後すぐに完全スキャンを行うオプションが用意されています。手動スキャン後には、VirusBarrier X6 のリアルタイム・スキャナが Mac に新しく追加されたファイルが安全かどうかを確認します。
個々のファイルやフォルダを手っ取り早くスキャンするには、対象のファイルやフォルダを Finder 上か Dock 内にある VirusBarrier アイコンにドラッグアンドドロップします。 または、VirusBarrier X6 を一番手前で実行している場合にはオーブ(ウインドウ中央にある緑色の円の領域)上に対象ファイルやフォルダをドラッグアンドドロップします。
VirusBarrier X6 が手前で実行されているときには、他のスキャンオプションも利用できます。まず、「選択」ボタンをクリックしてすべてのハードディスク、ボリューム、Mac に接続されているストレージデバイスを表示します。
Finder での操作と同じ要領で、ボリュームをダブルクリックしてその中のフォルダやファイルを選択できます。また、ウインドウ左上にある「表示」ボタンをクリックすることで表示をリスト表示にしたり、ファイルブラウザで表示したりできます。
リスト表示では、フォルダ名左の三角形をクリックすることでフォルダ内のファイルを表示することができます。
ファイルの表示方法に関わらず、Command キーを押しながら対象のファイルやフォルダをクリックしてゆくことにより複数の項目を選択できます。選択が完了したら、右下の「スキャン」ボタンをクリックしてスキャンを開始します。
デフォルトでは、VirusBarrier X6 はまずスキャン対象のファイルの数を計算し、スキャン中にはスキャンされたファイルの数と、スキャンの進行率を表示します。
VirusBarrier X6 は圧縮したアーカイブ内のファイルもスキャンできます。アーカイブのスキャン中にはオーブの表示が変わり、アーカイブのスキャンが行われていることを示します。 アーカイブのサイズが大きく、また安全であることを確信できる場合には、スキャンをスキップすることもできます。
iPhone または iPod touch のスキャン中には、VirusBarrier X6 はそれぞれの中に含まれるすべてのファイルを起動ボリュームにコピーし、安全性を確認します。マルウェアや感染ファイルが検出された場合、VirusBarrier X6 は警告を発して、感染ファイルの修復か削除を促します。
「停止」ボタンをクリックすると、いつでもスキャンを中止することができます。スキャンを一時停止したい場合は、キーボードの Option キーを押したままにします。 「停止」ボタンが「一時停止」に変わります。
このボタンをクリックするとスキャンが一時停止します。
スキャンを再開するには、このボタンをクリックします。 このとき、ボタンは「再開」ボタンになっています。手動スキャンを実行し、VirusBarrier X6 がマルウェアに感染したファイルを検出した場合にはユーザに通知します。 感染ファイルが検出された場合、VirusBarrier X6 のオーブが赤くなります。VirusBarrier X6 が破損ファイルを検出した場合には、オーブは橙色に変わります。感染ファイルと破損ファイルが両方検出された場合には、オーブは赤と橙色に点滅します。また、VirusBarrier X6 は「環境設定」の警告オプションで設定した通りに警告を発します。警告オプションについて、詳しくは VirusBarrier X6 環境設定と設定 をご覧ください。
VirusBarrier X6 では、マルウェアが一般によくインストールされる場所のみをスキャンするクイックスキャンも実行できます。新しいマルウェアが出現するとスキャンされるファイルやフォルダが変更されることがあり、また VirusBarrier X6 の新しいウイルス定義ファイルではスキャンされる場所が変更されることがあります。
クイックスキャンを実行するには、オーブが表示されていない場合は VirusBarrier X6 ウインドウの「概要」ボタンをクリックします。Option キーを押すと、「完全スキャン」ボタンが「クイックスキャン」に変わります。このボタンをクリックすると、クイックスキャンが実行されます。
ボリューム、フォルダ??またファイルをオーブ上にドラッグしてスキャンすることができます。オーブにドラッグされた対象に含まれるファイルへの適切なアクセス権がない場合には、管理者パスワードの入力が必要になることがあります。
また、ボリューム、フォルダ、ファイルを Finder 上にある VirusBarrier X6 アイコンにドラッグしてスキャンを行うこともできます。
さらに、VirusBarrier X6 の Dock 内のアイコンに対象項目をドラッグアンドドロップしてスキャンを実行することもできます。
スキャン対象の項目をドロップすると、Intego VirusBarrier X6 は他の手動スキャンと同様に、スキャン操作を開始します。
VirusBarrier X6 の「ファイル」メニューからスキャンを実行することもできます。「スキャン」を選択して (または Command-O キーを押して) ブラウザを開き、スキャン対象を選択します。また、「完全スキャン」を選択して (または Command-S キーを押して) 完全スキャンを実行できます。 または、「クイックスキャン」を選択して (または Command-Option-S キーを押して) クイックスキャンを実行できます。
VirusBarrier X6 はあらかじめ指定した時間に自動で実行するよう設定することもできます。それには、画面上部の「スケジュール」ボタンをクリックします。
または、VirusBarrier X6 の概要画面で「スケジュール」ボタンをクリックします。
どちらの場合でも、スケジュールウインドウが表示されます。ウインドウには表示、イベント、スケジュールの 3 つのセクションがあります。
「表示」セクションにはチェックボックスが 1 つあるだけです:予約したスキャンをタスクマネージャに表示するこれにチェックを入れると、Mac がスケジュールスキャンを実行するときに小さなウインドウが表示されます。チェックを外すと、ウイルスが検出されない限り自動スキャンは通知なしで実行されます。
イベントセクションでは、特定のイベントが発生したときに VirusBarrier X6 が自動でスキャンを実行し、修復を行うか、または何もしないかを設定できます。
1 番目のイベント、ボリュームをマウントしたとき:は、ローカル(ハードディスクなど)またはリモート(ネットワークドライブなど)で新しいストレージデバイスがマウントされたときに実行されます。読み出し専用のボリュームは除外する チェックボックスにチェックされている場合、VirusBarrier X6 はスキャンするドライブに変更を加えること(例えば、ドライブ上の感染ファイルの修復)が可能なボリュームに対してのみアクションを実行します。
2 番目のイベント、ウイルス定義ファイルを更新したとき: は、新しいウイルス定義ファイルやフィルタをダウンロードしてインストールした後 VirusBarrier X6 が何を実行するかを設定します。ウイルス定義ファイルやフィルタは定期的にアップデートされ、特に新しいマルウェアが発見されたときにはそうした脅威への保護を提供するためアップデートされます。そのため、そうしたタイミングで新しいマルウェアを確認するため、スキャンを手動もしくは自動で(このチェックボックスにチェックして)実行することをお勧めします。
スケジュール セクションは VirusBarrier X6 がいつ自動スキャンを実行するかを指定します。
スケジューリングを実行するには、「スケジュールを有効にする」チェックボックスを有効にします。
これらの設定の下にスケジュールセレクタがあり、どのフォルダを、いつ検査するかを指定できます。
例えば、毎晩「書類」フォルダをスキャンし、週一回コンピュータ全体をスキャンするというように、複数の条件を組み合わせてスケジュールを作成できます。それにはスケジュール項目の右にある「+」(プラス)ボタンをクリックします。すると別のスケジュール項目がその下に表示されます。必要に応じてそのスケジュールを変更します。このようにしていくつでもスケジュール項目を追加することができます。そのうちの 1 つを削除するには、隣にある「-」(マイナス)ボタンをクリックします。
スケジュール項目の順序は重要ではありません。 2 つのスキャンを同じ時刻に実行するようにスケジュールした場合は、同時に実行されます。
完了すると、実行待ちのスケジュール項目の数が VirusBarrier X6 の概要画面の「スケジュール」パネルに表示されます。実行待ちのスケジュールをすべてオフにするには、「スケジュールとイベントの環境設定」画面に戻って「スケジュールを有効にする」のチェックを外します。
VirusBarrier X6 のリアルタイム・スキャナをオフにしたいときがあるかもしれません。例えば、もし皆さんが大量のファイルをあるディスクから他のディスクにコピーしたい場合、またそれらのファイルがマルウェアに感染していないことが分かっている場合、リアルタイム・スキャナをオフにすることでコピー処理が多少速くなることがあります。リアルタイム・スキャナをオフにするには、メニューバーにある Intego メニューを選択し、「VirusBarrier X6」 > 「リアルタイム・スキャナ」 を選択します。 すると、このメニュー項目のチェックが外れます。再度リアルタイム・スキャナをオンにするには、もう一度 Intego メニューの 「リアルタイム・スキャナ」 を選択してチェックマークをつけます。
VirusBarrier X6 では手動スキャンを実行できますが、バックグラウンドで実行するのが最も効果的です。VirusBarrier X6 には、感染ファイルか破損ファイルを検出した場合に警告する手段がいくつかあります。これはファイルのスキャン方法や、リアルタイム・スキャナの感染ファイル処理に関するスキャン設定ペインの設定によって変わります。
感染ファイルをインターネットからダウンロードしたか、ハードディスクや他のストレージデバイスからコピーした際、リアルタイム・スキャナがオンになっており、感染ファイルが検出されたときに対応を尋ねる設定になっている場合、VirusBarrier X6 がマルウェアを検出したときに警告を表示します。
警告の種類と設定されたオプションによって、いくつかの選択肢があります。「Finder に表示」をクリックすると、ハードディスク上にあるファイルの場所が表示されます。VirusBarrier X6 でファイルの修復を行う場合は「修復」をクリックします。隔離領域に入れる場合は「隔離領域に入れる」をクリックします。(詳しくは本章後半の「隔離領域」のセクションをご覧ください。)何も行わない場合は、「無視」をクリックします。 ファイルの修復は行われません。
警告: ウイルス警告を無視するのは危険です。特別な理由がない限り、いずれかの対処を選択してください。
VirusBarrier X6 を隔離領域に入れるか、ファイルを修復するよう指定した場合、小さな警告が表示されます。
VirusBarrier X6 オーブにドラッグして対象項目をスキャンすると、VirusBarrier X6 ウインドウ前面のダイアログに警告が表示されます:
リアルタイム・スキャナの警告に 1 分以内に応答しない場合、VirusBarrier X6 はファイルを隔離領域に移動します。(これは手動スキャンでは行われません。ファイルを手動でスキャンしたときは、皆さんが操作を行うまで警告が表示されたままになります。)後で隔離領域にあるファイルを確認して処理を決めることができます。本章後半の「隔離領域」のセクションをご覧ください。
警告設定について、詳しくは VirusBarrier X6 環境設定と設定 をご覧ください。
VirusBarrier X6 には Mac をどうスキャンするか、どんなファイルをスキャンするか、どんな種類のマルウェアを探すかを指定するいくつかのオプションがあります。これらの設定にアクセスするには、「スキャン設定」ボタンをクリックします。
「スキャン設定」ペインには次の 3 つのタブがあります:VirusBarrier X6 がどのようにバックグラウンドで実行するかをコントロールするリアルタイム・スキャナ、VirusBarrier X6 がアーカイブをスキャンするかどうか、どの種類のアーカイブをスキャンするかを設定するアーカイブ、リアルタイム・スキャナとオンデマンド・スキャナに追加の設定を提供する詳細設定です。
リアルタイム・スキャナをオフにするには、「リアルタイム・スキャナ」スライダをオフに設定します。再びリアルタイム・スキャナをオンにするには、スライダをオンに設定します。通常の操作では、リアルタイム・スキャナを無効にする必要はありません。お使いの Mac に問題があってトラブルシューティングする場合にのみ有用な操作です。また、 Intego メニューで 「VirusBarrier X6」 > 「リアルタイム・スキャナ」 を選択することでもリアルタイム・スキャナのオンとオフを切り替えられます。
その下の設定では、マルウェアを検出したときに VirusBarrier X6 がどうすればよいかを指定できます。次のオプションがあります:
さらに、ウイルスを検出したときに VirusBarrier X6 で自分宛に電子メールを送信するよう設定することもできます。それには 電子メールを送信する チェックボックスにチェックを入れ、その隣の 電子メールの設定... ボタンをクリックします。「メール設定」ウインドウが表示されます。
送信メールサーバ、および送信者と受信者のメールアドレスを入力します。さらに、ご使用のメールサーバが受け入れるユーザ名とパスワードを入力する必要があります。メールメッセージは複数の受信者に送信できます。受信者を追加するには、「+」(プラス)ボタンをクリックします。受信者を除去するには、「-」(マイナス)ボタンをクリックします。
メール設定ウインドウの下半分には、VirusBarrier X6 が電子メールを送信する際に必要となるかもしれない詳細オプションがあります。
ドロップダウンメニューには、次の図に示すように、いくつかの種類のメール認証が表示されます。
いつも使用されている電子メールプログラムと同じ認証方法、ユーザ名、パスワードを使用することをお勧めします。何を入力してよいか分からない場合には、インターネットサービスプロバイダかシステム管理者にお問い合わせください。使用する認証方法が分からない場合は、「自動」を選択してください。
設定が完了したら、「設定をテスト」ボタンをクリックして電子メールが送信されることを確認するとよいでしょう。メールサーバが応答するまでには数秒かかることがあります。処理が完了したら、テスト結果のダイアログボックスが表示されます。
リアルタイム・スキャナ設定ウインドウの次のセクションでは、2 つの設定を行えます。
最初のオプション、感染していないファイルのスキャンが完了したら隔離マーカーを外す は、アプリケーションがダウンロードされ、それらがマルウェアに感染していないことを VirusBarrier X6 が確認したとき、Mac OS X によって設定される隔離マーカーを除去するよう VirusBarrier X6 に指示します。これにより、アプリケーションのファイルがダウンロードされたものであることを警告し開く必要があるかどうかを尋ねる Mac OS X の警告ダイアログが除去できます。
2 番目のオプション、動作分析 は、VirusBarrier X6 が動作分析機能を使用してアプリケーションの不適切な動作を監視するようにします。いずれかのアプリケーションが、異常だと考えられる動作(例えば大量のファイルを削除するなど)を行った場合、VirusBarrier X6 はそれについての警告を表示します。
アーカイブは、通常は圧縮形式で 1 つ以上のファイルを含むため、簡単かつ素早く転送できます。VirusBarrier X6 はいくつかのよく使われる種類のアーカイブの内部を確認し、アーカイブファイルそのものの他、その中に含まれるファイルもスキャンします。
デフォルトでは、VirusBarrier X6 は認識できるすべての種類のアーカイブをスキャンします。ただし、アーカイブの種類リストで適切なアーカイブのチェックを外すことで、特定の種類のアーカイブのみをスキャンするように設定できます。また、手動スキャンを実行する際、VirusBarrier X6 オーブ内に表示される「スキップ」ボタンをクリックすることで、スキャン中のアーカイブをスキップできます。スキャンに時間のかかる大きいサイズのアーカイブで、それがマルウェアに感染していないことが確信できる場合に、スキップは便利です。
「デフォルトのアーカイブの制限時間」設定は、解凍とスキャンに指定の時間よりも多くの時間がかかるアーカイブのスキャンを停止するよう VirusBarrier X6 に指示します。デフォルトでは 60 秒に設定されています。ただし、この制限時間よりも早く解凍されたファイルはスキャンの対象になります。
「詳細設定」タブには、いくつかの一般的なスキャン設定の他、オンデマンド・スキャナに適用される設定が用意されています。
最初のオプションは、「スキャン・オプションでの CPU およびディスクの優先度」についてです。ポップアップメニューから、「低」、「標準」、「高」を選択できます。この設定は手動スキャンとスケジュールスキャンに適用され、VirusBarrier X6 がスキャンを調節して他のアプリケーションの処理が遅くならないようにします。この設定はスキャンに使用するプロセッサ (CPU) とハードディスクの読み込みに影響します。また、外付けディスクをマウントしたときや VirusBarrier X6 のフィルタをアップデートした後に自動で実行されるスキャンにも適用されます。そうしたスキャンをより早く終わらせたい場合、「標準」か「高」を選択することをお勧めします。かかる時間を気にしないか、他の処理をより優先したい場合は、「低」を選択します。
オンデマンド・スキャナの動作に影響する 4 つのオプション:
脅威をスキャン セクションでは、VirusBarrier X6 が特定の種類のファイルやアプリケーションをスキャンするよう設定できます:
最後のセクションでは、他の 2 種類のマルウェアを検出するかどうかを選択します:
VirusBarrier X6 には信頼するファイルのリストにファイルやフォルダ、ボリュームを追加するオプションがあります。VirusBarrier X6 はそうしたファイルはすべて安全だとみなし、スキャンを行いません。このオプションは、既に VirusBarrier X6 でスキャンされたファイルについてのみ使用することをお勧めします。
ファイルやフォルダ、ボリュームを「信頼するファイル」リストに追加するには 2 つの方法があります。まずは、「信頼するファイル」ボタンをクリックします:
続いて、次のいずれかを実行します:
フォルダまたはボリュームを追加すると、VirusBarrier X6 はそれらの項目内の、サブフォルダも含めた すべての ファイルを信頼します。
「信頼するファイル」リストから項目を削除するには、対象の項目をクリックして選択し、左下の「-」(マイナス)ボタンをクリックします。
また、コンテキストメニューを使用して「信頼するファイル」リストに項目を追加することもできます:詳しくは本章の「コンテキストメニュー」についてのセクションをご覧ください。
ファイルを自動で修復したくない場合、VirusBarrier X6 はファイルを隔離領域に入れることができます。ファイルが隔離されると、そのファイルは開いたり読んだりすることができず、Mac への感染が防がれます。管理者が VirusBarrier X6 の修復機能を実行する前にファイルを確認したい時に便利です。
前述のように、1 分以内に警告に応答しない場合 VirusBarrier X6 は自動的にファイルを隔離領域に移動します。これらのファイルは後でチェックして、処理を決めることが可能です。VirusBarrier X6 の概要画面にある「隔離」ボタンをクリックすると隔離されたファイルが表示されます。
隔離されたファイルを見るには、概要画面上の「隔離」ボタンをクリックするか、または画面上部の「隔離」ボタンをクリックします。
隔離領域内のファイルを表示する画面と、それらのファイルの処理を行うためのボタンが表示されます。
ウインドウ左上の「表示」ボタンをクリックすることで、隔離されたファイルをアイコンで表示するか、リスト表示するかを切り替えられます。
ファイルの処理を決めるには、対象ファイルを選択してウインドウ右下の 4 つのボタンのいずれかをクリックします。
以下の処理が可能です:
隔離領域をリスト表示で表示すると、ファイルが感染しているマルウェアの種類が「脅威」列に表示されます。
VirusBarrier X6 では、コンテキストメニューを使用して Finder から直接様々な機能にアクセスできます。任意の項目(ファイル、フォルダまたはボリューム)を Control キーを押しながらクリックするか、右クリックすると、コンテキストメニューが開きます。Mac OS X 10.6 Snow Leopard では、これらのメニュー項目はコンテキストメニュー下部にまとめられています。ただし、メニュー項目が一定数ある場合は「サービス」項目が表示され、VirusBarrier X6 のメニュー項目は「サービス」メニューコマンドのサブメニューに収められます。Mac OS X 10.5 Leopard では、VirusBarrier X6 メニューは「その他」メニューに表示されます。
コンテキストメニューから以下の処理を実行することができます:
VirusBarrier X6 はコマンドラインからマルウェアスキャンとネットワーク保護設定の変更を行うこともできます。以下はこのコマンドの使い方の説明です。
コマンド: /Library/Intego/virusbarrier.bundle/Contents/MacOS/virusbarriers 次のオプションを使用可能です: -a: 他のボリューム(または /Volumes の他のマウントポイント)にシムリンクされているファイルを含む すべてのファイルをスキャンします。 -c: スキャン前にファイルをカウントします。 -C: ファイルをカウントしますが、スキャンはしません。 -Q: クイックスキャンを実行します。 -r: 感染したファイルを修復します。 -t: ターボモードを使用します; 前回のスキャンから変更されていないファイルのみを スキャンします。 -T: 信頼されているファイル以外のすべてのファイルをスキャンします。 -z: 圧縮アーカイブ(メールの添付ファイルも含む)をスキャンします。 <pathname_to_scan>: 指定が必須です。相対パスでも絶対パスでもかまいません。 [<current_directory_pathname>]: 指定は任意です。最初の引数として相対パスが使用される場合は、 現在の作業ディレクトリです。 例: /Library/Intego/virusbarrier.bundle/Contents/MacOS/virusbarriers -tacz / これはユーザが読み出し権限を持つすべてのボリュームをスキャンします。 開始する前にアーカイブをスキャンし、スキャンするファイルの数をカウントします。 前に sudo と authenticate が来るコマンドを実行すると、すべてのファイルをスキャンできます。 エイリアスを定義してこのコマンドの使用を簡素化することもできます。 bash の場合: alias vbscan=/Library/Intego/virusbarrier.bundle/Contents/MacOS/virusbarriers tcsh の場合: alias vbscan /Library/Intego/virusbarrier.bundle/Contents/MacOS/virusbarriers これにより、次の同じコマンドを実行できます。 vbscan -tacz / [-rtcCaz] <pathname_to_scan> [<current_directory_pathname>] ネットワーク保護設定を変更するには、下のリストのオペレーション、オブジェクト、データとともに以下のオプションを使用します (すべてのファイアウォールオプションを伴うコマンドは sudo が必要です): -W:ファイアウォールオペレーションを実行します オペレーション オブジェクト データ -------------------------------------------------------------------- import|export settings file_path revert settings add|remove blocked_address|trusted_address ip_address print blocked_address|trusted_address get protection enable/disable protection enable/disable trojans enable/disable data enable/disable antispyware enable/disable banner_filter enable/disable cookie_filter enable/disable information_filter enable/disable webthreats enable/disable antiphishing activate configuration configuration_name print configuration reset traffic reset cookie 例えば、ファイアウォール保護を有効にするには、以下のコマンドを sudo とともに実行します: /Library/Intego/virusbarrier.bundle/Contents/MacOS/virusbarriers -W enable protection
VirusBarrier X6 は AppleScript を使用してスキャンを実行することもできます。VirusBarrier X6 の AppleScript シンタックスの詳細については、スクリプトエディタから VirusBarrier X6 ディクショナリを開いてください。
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